2025.09.01

【2025年最新】倉庫の建設費用と坪単価の相場は?構造別の違いとコストを抑える方法をプロが解説

みなさんこんにちは。愛知県にある大規模木造建築専門店のコス木あいちです。

「事業で使う倉庫を建てたいけれど、建設費用が一体いくらかかるのか見当もつかない」「倉庫の建設費用の内訳や、コストを抑えるための具体的な方法が知りたい」など、倉庫の建設費用に関して、多くの方が同じような疑問や不安を抱えているのではないでしょうか。

倉庫の建設は、事業の将来を左右する大きな投資です。だからこそ、費用に関する正確な知識を持ち、賢くコストを管理することが成功への第一歩となります。この記事では、倉庫の建設費用の内訳から、構造別の坪単価の最新相場、そして私たちコス木あいちが得意とする木造建築がいかにコスト削減に貢献できるかまで、専門家の視点から徹底的に解説していきます。

この記事を最後までお読みいただくことで、倉庫の建設にかかる費用の全体像が明確になり、ご自身の事業計画に合わせた具体的な予算立てができるようになります。愛知県及びその近郊で倉庫の新設や建て替えをご検討中の経営者様、ご担当者様は、ぜひ最後まで読んでみてください!

倉庫外観

倉庫の建設費用の内訳【本体工事費・別途工事費・諸経費】

 

倉庫の建設にかかる総費用は、建物そのものの価格だけではありません。大きく分けて「本体工事費」「別途工事費」「諸経費」の3つの要素で構成されており、それぞれの内容を理解することが、正確な資金計画を立てる上で不可欠です。

 

本体工事費:建設費用の大部分(約70~80%)

 

本体工事費とは、倉庫の建物自体を建てるための費用です。具体的には、地面を固める基礎工事、建物の骨格となる鉄骨や木材を組む躯体工事、屋根や外壁、内装の仕上げ工事、窓やドアの設置などが含まれます。一般的に建設会社が見積もりで提示する「坪単価」は、この本体工事費を指していることがほとんどです。この部分が倉庫の建設費用の中で最も大きな割合を占めます。

 

別途工事費:土地の状況で変動(約15~20%)

 

別途工事費は、建物本体以外で必要となる工事費用です。例えば、古い建物を解体する費用、地盤が軟弱な場合の地盤改良工事、駐車場やフェンスを設置する外構工事、敷地内に電気や水道を引き込むための工事などがこれにあたります。この費用は、建設する土地の状態や周辺環境によって大きく変動するため、当初の予算をオーバーする要因になりやすいポイントです。土地探しの段階から、どのような別途工事が必要になりそうか専門家に相談することが重要です。

 

諸経費:見落としがちな費用(約5~10%)

 

諸経費は、工事以外で発生するさまざまな費用を指します。建物の設計を依頼する設計料、建築確認申請などの行政手続きにかかる費用、建物を登記するための費用、不動産取得税や固定資産税といった税金、火災保険料などが含まれます。一つ一つは少額に見えても、合計すると大きな金額になるため、あらかじめリストアップして資金計画に盛り込んでおく必要があります。

 

【構造別】倉庫の建設費用の坪単価と特徴

 

倉庫の建設費用、特に本体工事費を大きく左右するのが「構造」です。ここでは、代表的な構造である「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」「木造」の3つについて、2025年最新の坪単価相場とそれぞれのメリット・デメリットを解説します。

構造 坪単価の目安(2025年版)
木造 35万円~60万円
鉄骨造(S造) 40万円~70万円
鉄筋コンクリート造(RC造) 70万円~100万円

 

鉄骨造(S造)の建設費用とメリット・デメリット

 

鉄骨造は、現在の日本の倉庫建築で最も一般的に採用されている構造です。柱や梁などの骨組みに鉄骨を使用しており、強度が高く、柱の少ない広々とした大空間(大スパン)を作りやすいのが最大のメリットです。設計の自由度も比較的高く、様々な用途の倉庫に対応できます。一方で、近年は鉄の価格が高騰しており、材料費が建設費用を押し上げる大きな要因となっています。また、鉄は熱に弱いため、耐火性能を確保するために耐火被覆を施す必要があり、その分のコストもかかります。

 

鉄筋コンクリート造(RC造)の建設費用とメリット・デメリット

 

鉄筋コンクリート造は、鉄筋の型枠にコンクリートを流し込んで作る構造で、非常に高い耐久性、耐火性、遮音性を誇ります。気密性も高いため、定温倉庫など、厳密な温度管理が必要な倉庫に適しています。しかし、その分、建物自体の重量が非常に重くなるため、強固な地盤か大規模な地盤改良工事が必要不可欠です。材料費と工事の手間の両面から、建設費用は最も高額になる傾向があり、工期も長くなるのがデメリットです。

 

木造の建設費用とメリット・デメリット

 

近年、技術革新により大規模建築物への採用が急速に進んでいるのが木造です。最大のメリットは、坪単価が他の構造に比べて安く、建設費用を大幅に抑えられる点にあります。木材は鉄に比べて軽量なため、基礎工事の規模を小さくでき、コスト削減に直結します。また、木は断熱性に優れているため、倉庫内の温度環境を一定に保ちやすく、空調にかかるランニングコストを削減できるという長期的なメリットもあります。以前は大規模な空間を作るのが難しいとされていましたが、現在では集成材などの技術開発により、鉄骨造に劣らない大スパンの無柱空間を実現可能です。

 

倉庫の建設費用を木造で安く抑える具体的な方法

 

倉庫の建設費用を抑える上で、「木造」を選択することは非常に有効な手段ですが、さらに設計や仕様を工夫することで、コストを最適化することが可能です。

 

方法1:建物の形状をシンプルにする

 

建設費用を抑える最も基本的な方法は、建物の形をできるだけシンプルにすることです。凹凸の多い複雑な形状は、材料に無駄が出やすく、施工の手間も増えるため、コストアップの直接的な原因となります。倉庫の機能性を損なわない範囲で、できるだけ正方形や長方形に近い、シンプルな箱型のデザインにすることで、材料費と人件費の両方を削減できます。これは私が以前担当した倉庫建設のプロジェクトでも実践したことで、複雑な設計案とシンプルな設計案とで見積もりを取ったところ、10%近くも費用に差が出た経験があります。

 

方法2:屋根の形状は「片流れ」か「切妻」にする

 

屋根の形状も建設費用に影響します。最もコストを抑えられるのは、シンプルな「片流れ屋根(かたながれやね)」や、一般的な二等辺三角形の「切妻屋根(きりづまやね)」です。これらの形状は構造が単純で、雨仕舞(あまじまい)も容易なため、工事費用を安くできます。一方で、デザイン性の高い複雑な形状の屋根や、多くの天窓を設置すると、その分コストは上がりますので注意が必要です。

 

方法3:内装・外装や設備のグレードを最適化する

 

倉庫の内装や外壁、そして導入する設備も、グレードによって価格が大きく異なります。外壁材には高価なものから安価なものまで様々ありますが、倉庫の用途や地域の環境に合わせて、耐久性とコストのバランスが取れた材料を選ぶことが重要です。内装についても、例えば従業員が使用しない保管エリアは最低限の仕上げに留める、といった工夫で費用を削減できます。照明や空調、搬送設備なども、本当に必要なスペックを見極め、過剰な投資を避けることがコスト管理の鍵となります。

 

まとめ

 

倉庫の建設費用は、坪単価だけでなく、本体工事費、別途工事費、諸経費の総額で把握することが重要です。特に、建築構造によって費用は大きく異なり、近年の資材高騰の状況下でコストを抑えたいのであれば、木造という選択肢は非常に有効です。

木造建築は、坪単価が鉄骨造やRC造に比べて安価であるだけでなく、建物の軽量さから基礎工事費を削減でき、優れた断熱性により将来の光熱費まで抑えることができます。さらに、減価償却が早いという税務上のメリットも見逃せません。

私たちコス木あいちは、愛知県を中心に大規模木造建築の豊富な実績とノウハウを活かし、お客様一社一社の事業内容に合わせた最適な倉庫建築をご提案します。コストを抑えながらも、高品質で使いやすく、長期的に事業の成長を支える倉庫を建てたいとお考えでしたら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。概算の見積もりやプランニングは無料で承っております。

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